歯科業界の就職・転職のサポートをしている弊社社員 S本が歯科助手デビューしたときの体験日記です!
S本 早くも歯科助手の仕事に慣れてきた?4日目
今日で4日目です。
だんだんと慣れてきて、新しいことを教えてもらいました。
1つめは、デンタルレントゲンの撮影準備です。
レントゲンは、いくつか種類があり、私が今まで準備してきたのは、パノラマと言われる種類のレントゲンです。
これとは、別の種類のレントゲンが、デンタルレントゲンで、パノラマに比べると準備も若干違いました。
2つめは、根管充填のアシストです。
これは本当に難しい作業でした。
「失敗をしたら、ものすごく迷惑になってしまう」
緊張感がある作業でした。
ドクターが欲しい道具を欲しいタイミングで、しっかりと渡さないと、ドクターの治療の邪魔になってしまうし、患者さんも口を開けたままにさせてしまい、迷惑をかけてしまいます。
そのため、歯科助手は、治療の流れを覚え、先生の行動を先読みして、アシストすることが求められます。
また、準備する器具も多く、覚えるのも大変です。
何回か繰り返し、しっかりと覚えられるようにしていこうと思います。
来週からは、CR充填や根管治療、根管充填、抜歯のアシストなど、覚えることも増えるみたいなので、今週学んだことを、復習して帰ろうと思います。
・デンタルレントゲン…部分的に撮るレントゲン、パノラマレントゲンに比べてより詳しく一本一本みることができる。
・パノラマレントゲン…口腔内全体をみるためのレントゲン。治療計画をたてるときに使用する。
・根管充填…歯の神経の治療をしたあとに、再び菌が入らないように空洞をふさぐこと
S本痛恨の失敗 CRのアシスト 5日目
5日目です。
そろそろ、色々と覚えてきたなと、調子にのっていたみたいです。
今日は、CRのアシストをしました。
準備する器具や薬品が多いのですが、覚えていたので意気揚々と準備をし、所定の位置でアシストを待ち構えていました。
しかし、実際にドクターが来て、アシストをはじめると全くと言っていいほど、役に立てませんでした。
私が働いている歯科医院のドクターは、治療中、拡大鏡を使います。
そのため治療に必要な器具はアシストする人がドクターの手元まで渡さなければなりません。
そうでなければ、いちいち拡大鏡を外し、ドクター自身で用意しなければならなくなるからです。
今回、私は器具の準備までは良かったのですが、器具を自分の近くに置かずに、ドクターの近くに置いてしまったため、ドクターが欲しいときに、すぐに渡すことができませんでした。
結果、ドクターが自分で器具をとらなくてはいけなくなり、その状況を見かねた私の教育係の方が、私とアシストを代わり、私はただ治療を見るだけになってしまいました。
治療の流れや治療中のドクターの動きをしっかり理解をしていれば、はじめから器具を自分の近くに置き、準備できたと思います。
そうすることで、アシストも上手くできたと思います。
アシストはただ器具を用意すればいいのではなく、用意した物をどのように使うか考えておこなう必要があります。
それを今日、あらためて学びました。
CR…コンポジットレジン(複合レジン)、むし歯を削ったところにつめる白い詰め物
石膏模型作製って楽しい!6日目
今日は、新しい仕事として、歯の石膏模型を作りました。
なんで歯の石膏模型を作るの?と思った人のために少し説明をします。
歯科治療では、歯がなくなってしまった部分に代わりのものを入れます。
歯の代わりになる物は、元々あった自分の歯のサイズと同じでなければ、代わりとして使うことができません。(大きすぎたり、小さすぎては使えませんよね)
そのため、歯型をとって、歯型に石膏を流して石膏模型を作ります。
石膏模型を作ると言うと、粘土遊びのように簡単と思うかもしれませんが、そのようなことはありません。
歯の代わりになる物を作る過程で、石膏模型を上手く作ることは非常に大切です。
なぜなら、石膏模型を作製するのに失敗してしまうと、もう一度患者さんを呼んで歯型をとることからやり直さないといけないからです。
そうなってしまうと、患者さんにも歯科医院にも迷惑がかかります。
私は不器用で物作りが上手くないため、この作業はとても大変でした。
ただ、石膏が歯の模型になるのはとても興味深かったです。
私は石膏模型を作るのに時間がかかりすぎてしまうので、今後は時間を短縮しつつ、クオリティーを保って作製しようと思います。